バイオハザード

バイオハザード

名作と思うゲームを機種やジャンルを問わず紹介していきます
スマホ版、牧場物語?!

バイオハザード

3Dゲームの黎明期において「サバイバルホラー」をジャンルとして確立した記念碑的作品。
BIOHAZARD』シリーズの出発点となります。
ゲームシステムは3Dグラフィックで構築されたフィールド内を探索し、襲い来る敵を倒しつつ数々の仕掛けを解いて脱出を目指すというもの。
徹底した恐怖演出・豊富な謎解き・弾薬制限のシビアさなどで、自社・他社問わず、数多くの後続作品に影響を与えました。

 

 

ラクーンシティ郊外の山中で消息を絶った特殊部隊S.T.A.R.S.ブラヴォーチームを捜索するため、クリスジルが所属するアルファチームが現場へと向かう・・・というところから物語は始まります。
本作は2人の主人公から1人を選んでプレイします。
女性主人公は「ジル・バレンタイン」で、設定上の難易度はeasy
また、パートナー役のバリーが要所要所で助けてくれます。
ショットガンがすぐに手に入るため、厄介なゾンビも最序盤から安全に排除可能で、中盤以降になって出現するハンターもグレネードガン一発で倒すことがるできるでしょう。
ただしHPが低く、ゾンビに数回噛まれただけで瀕死状態になるので、こまめな回復が必要となります。

 

 

男性主人公は「クリス・レッドフィールド」で、設定上の難易度はhard
計画的なアイテム入手や弾薬使用が必要となり、ジルより持ち運べるアイテム数が少ないのも厄介です。
机の鍵あけにも消費アイテムの「小さな鍵」が必要なため、ただでさえ少ないアイテム所持欄を圧迫するのでした。
パートナー役のレベッカは新人隊員だけあって頼もしい存在ではないため、イベント面でもキツい展開が多め。
方でHPがかなり高いので少々のダメージは気にしなくて済み、進行によってはレベッカが治療してくれます。
また、武器が少ない分、各武器の配置弾薬が豊富で進行に応じて揃うので武器管理面においては楽だと思います。
意外に難所を強行突破したり、ゴリ押しでボスを攻略できたりすることも。

 

 

ここでのストーリーは「洋館事件」と呼ばれます。
ロード画面のドアを開ける演出が恐怖心をあおり、その先にゾンビがいると思わず叫んでしまうことも。
発売当初こそ目立たなかったものの、その完成度は非常に高く口コミで徐々に売り上げを伸ばし、最終的にはミリオンセラーを達成。

 

恐怖演出の工夫の数々

初代PS版は、プレイヤーの操作は第三者視点となっているのですが、プレイヤーの視点は主人公の位置によって自動で切り替わる固定カメラ切替方式となっていました。
これは背景を固定画像にして処理能力を補う苦肉の策でした。
ですが、その画期的なアイデアは映画的なカメラアングルとして演出の一部に見事に昇華させていました。
固定カメラ切替方式を導入した場合、カメラ位置によってプレイヤーが入力すべき方向ボタンをいちいち変えなければならないと言う問題があったのですが、そのために本作の操作方法として採用されたのが、ラジコン操作だったのです。
今でこそ面倒で複雑な操作ですけど、面白かったために気にならなくなるゲームだったのです。
また、ドアを開ける際には主観視点でドアの開閉を映したシーンが挿入されてたのですが、これはエリア移動に於けるローディングを意識させないようにした工夫であり、同時に扉の向こうの恐怖を煽る効果をもたらしていました。

 

 

いまやゲーム業界でその名を確固たるものにした、大ヒットシリーズ!
アクションアドベンチャーにホラーの要素を加えたゲーム性は、「サバイバルホラー」という新たなジャンルを生み出しました!!
以降シリーズ化がなされ、カプコンの看板タイトルとして順調に成長してゆくことになるのですが、後の作品である『2』『3』『CODE:Veronica』などのシステムの大枠が本作と同じであることからも、その完成度が高いことが伺えます。
シリーズが進むにつれて複雑化していったバイオシリーズの原点を知りたいならば、まず本作をプレイしてみることをお勧めします。
追加要素を盛り込んだディレクターズカットの他、次世代ハードの性能を生かしたリメイク作品『biohazard』がリリースされていますので、コチラから遊んでみてもいいでしょう☆彡

バイオハザード RE:2

1998年に発売された『バイオハザード2』の「バイオハザード2」の完全リメイクです。

 

 

主人公は、前作の主人公クリスの妹「クレア・レッドフィールド」と、後にアンブレラの中枢と激闘を繰り広げる新米警官の「レオン・S・ケネディ」になります。
前作の舞台となった洋館事件から2ヵ月後の、「ラクーンシティ」が今作の舞台です。
ウイルスに感染してバイオハザードの渦中にある生ける屍と化した市民に驚愕しながらも、絶望的な状況で出会った2人は、謎の女性・エイダ・ウォン、か弱き少女シェリーと共に市警の挙動の謎とゾンビ化の背景に見え隠れするアンブレラ社の陰謀に迫ります。

 

 

表での行動の一部が、裏での行動の一部に影響を及ぼすザッピングシステムやストーリーの大筋などは、過去作と変わらないのですが、操作性と映像は格段に良くなった印象です。
主要人物以外の人物の行動や顛末は大幅に変更されていて、新しく登場する人物も追加されています。
クリーチャーについては、ゾンビが敵キャラが容姿の種類を増やした一方で、登場そのものをカットされたクリーチャーもいるようです。

 

 

過去作を遊んだ方も、強くなったゾンビと強化されたドラマ性のおかげで恐怖と緊張感を存分に体感することができるでしょう。
難易度は高めで、バイオシリーズに慣れしていないと、すぐに囲まれ殺されるかもしれません。追跡者のタイラントの存在も厄介です。
しかし、現在のゾンビゲームとしての恐怖と臨場感は傑作の域に達しており、クリア後の隠し要素「The 4th Survivor」と「The 豆腐 Survivor」も収録されているなど非常に豪華な内容となっています。
シリーズファンはもちろん、熱心なゲームファンにオススメする絶対やるべき名作です★


バイオハザード4

2005年にニンテンドー ゲームキューブ向けに発売されたナンバリングタイトル。
バイオハザードシリーズの第6作目のサバイバルホラー。

『4』なのに6作目なのは『CODE:Veronica』と『0』があるため。

CEROレーティングD指定
当初は三上真司(ディレクター)がゲームキューブ独占販売と謳っていたのですが、後に稲船敬二(PS2版エグゼクティブプロデューサー)氏の判断で移植が決定しました。
大きくアクション方面へと舵を切った意欲作で、以降十数年に渡ってありとあらゆるハードウェアに移植されている名作☆彡
従来のバイオハザードシリーズの世界観・時系列に沿いながら、システムや操作性がフルモデルチェンジされており、恐怖感の演出も従来とは異なるものとなっているのが特徴。

 

 

過去作で採用されていた固点カメラ視点から一変して、プレーヤーの背後から覗くような「ビハインドビュー(肩越しカメラ視点)」を採用して、激しいアクションが楽しめるようになりました!
また、過去作は少ない物資で生き残ることを目指す「リソース管理」に重きを置いたゲームデザインだったのですが、「バイオハザード4」ではシューター要素やイベント中にQTEが発生する・・・など、アクション部分に焦点を当てた内容に変化しています。
武器も種類豊富で、ハンドガン・ショットガン・ライフル・マシンピストルなどさまざま。
それらの武器をうまく活用する必要がある敵が出てくるのはもちろん、それぞれが生きるシチュエーションも用意されています。
変化した部分はそのほかにも多い。
メインクリーチャーがそれまでのアイコン的な存在だった「ゾンビ」ではなく、謎の生物に寄生された村人である「ガナード」に変わったほか、過去作において物語の黒幕だったアンブレラ社が消滅しているなど、ストーリーでの大胆な変革も往年のファンを驚かせました。
1発でも喰らったら死亡が確定する即死要素が大幅に増えた関係か、セーブとコンティニューの仕様がこれまでと変更されています。
セーブにはアイテム「インクリボン」がなくなってタイプライターがあれば無条件にセーブできるように。
チャプター終了時もセーブ可能。
コンティニューもセーブしたデータを読み込んでやり直しではなく、チェックポイントから再開するようになりました。
チェックポイントは比較的細かく、死んでゲームオーバーになってもそこから近い地点から再開できるように。
難易度は優しくなった印象でした。

 

 

本作の主人公は、『バイオハザード2』にも登場したレオン・S・ケネディ
彼は大統領直轄のエージェントになっており、誘拐された大統領の娘であるアシュリー・グラハムを探すミッションをこなしていました。
アシュリー捜索のため、レオンが訪れたのはとあるヨーロッパの寒村。
そこにはうつろな目をした村人たちがおり、レオンと行動をともにしていた警官を火あぶりにしていたのです。
謎の邪教集団「ロス・イルミナドス」の恐ろしい脅威と行く手を阻む恐ろしいクリーチャーが待ち受けるなど、新たな困難に立ち向かうことになるのでした!

 

 

これまでとはまったく雰囲気が違う革新的な作品となっていて、新たなファンの獲得に成功しています♪
2022年にリメイク版『バイオハザードRE:4』が発表され、2023年3月24日に発売されました。

 

ラストエトワール