幽☆遊☆白書 魔強統一戦

 

 

 

少年ジャンプで人気を博し、テレビアニメも大ヒットした冨樫義博の人気漫画『幽☆遊☆白書』。
それを元にしたメガドライブ用の対戦格闘ゲームです。
開発は、なんと!『ガンスターヒーローズ』などの丁寧なアクションゲーム作りに定評のあるトレジャーが担当しています。

 

 

プレイヤー操作可能キャラクターは原作の「魔界の穴編」までに登場したキャラから全11名。
本作が特徴的だったのは、最大4人の多人数キャラクターが入り乱れて戦うことができるという当時でも斬新な対戦格闘ゲームだったということです。
『ガーディアンヒーローズ』『大乱闘!スマッシュブラザーズ』のような多人数対戦格闘ゲームの元祖ともいえる作品でしょう。

 

 

システムはもちろん、登場キャラクターが多いにもかかわらず、対戦のキャラクターのバランスが非常によく調整されています。格闘ゲーム人気が最盛期だった頃はキャラ性能のバランスが大味なゲームが多かったですが、さすが「トレジャー」と言わしめるほどの完成度の高い作品でした。 なにせ、1対1の通常の対戦はもちろんのこと、多人数対戦でもバランスがしっかり考えられているのです。 好きなキャラや使いやすい自分に合ったキャラを使えばいいという究極の対戦バランスは見事です。
キャラの特徴や性能もく原作を再現していて、キャラの動きも戦術もまるで原作のようなのです。
蔵馬の妖狐変身や幽助の霊丸の威力ストックはもちろん、仙水の霊力の燃費消費の良さ、飛影の必殺技「邪王炎殺黒龍波」を自分自身が吸収してパワーアップするなど、原作ファンなら納得のデキです。

 

 

メガドライブのパッドはコマンドがやや出しにくいのですが、3ボタンパッドの操作にも対応しているので、操作体系は「ガード・弱攻撃・強攻撃」と非常にシンプル。必殺技のコマンドも非常に簡単で、しかもキャラクターによってコマンド操作があまり変わらないため、出しやすいのも初心者には嬉しい仕様です。
爽快感も抜群でした!!

 

 

ダッシュ・バックステップ・2段ジャンプ・追撃を中心とした投げ等、格闘ゲームの確立していない要素を数多く取り込んだ上で、打撃技の相殺等独自のシステムも盛り込んでいるなど近年の格闘ゲームを先取りしているかのような革新的なタイトルでした。
後年の格闘ゲームにも大きな影響を与えています。

 

ただ一つ残念なのは、ストーリーモードが存在しないということです。
たしかに原作にはなかったドリームマッチもあるのですが、多少無理やりでも独自の解釈であってほしかったです。
コレについては、せっかく原作があるのに勿体ない!と思いました。
とはいっても、対戦格闘ゲームとしても完成度が高いので、パーティーゲームとしては抜群の完成度を誇ります。

 

 

当時から熱狂的なファンから人気のあった本作ですが、メガドライブ自体がマイナーなハードだったため、同時期で発売されているナムコのスーパーファミコン版の格ゲー版『幽☆遊☆白書2 格闘の章』の方が認知度はあったようです。
それ故に、隠れた名作としてネットや中古屋販売」では、プレミア価格で取引されていました。
版権問題の関係から復刻は難しいと思われていましたけど、なんと!嬉しいことにメガドライブミニに収録される事となりました!
市販のUSBハブを使えば4人対戦も可能です!
今やっても遜色無いレバルの格闘ゲームで、ましてや『幽☆遊☆白書』なら パーティーゲームとして盛り上がること間違いなしです!