わ行

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名作と思うゲームを機種やジャンルを問わず紹介していきます
スマホ版、牧場物語?!

ワギャンランド

緑色の恐竜型ロボットのような姿をした不思議な生物「ワギャン」が主人公の、横スクロールアクションゲーム。

本作でのワギャンは生物という設定らしく、雌雄があれば子供もいます。

 

 

 

ワギャンは、もともとはゲームセンターなどに設置されていた大声を測定する業務用エレメカのキャラクターだったのです。


基本は島をステージをクリアしながら進んでいき、悪のマッドサイエンティスト「Dr.デビル」に征服された故郷「ワギャンランド」と家族を救うために戦っていくことに。
ライフ無しの一触即死制。また、穴などに転落した場合は無敵中でも1ミスに。
ただし、ステージの構造や敵の出現位置はそれほどイジワルではなく、残機も増やしやすいのでアクションゲームとしての難易度はやさしめでした。
ワギャンは左右移動とジャンプの他、Bボタンでマンガ文字の形をした音波砲を発射し、襲ってくる敵を音波砲でしびれさせて動けなくするという決して敵を殺さないシステムは当時としても斬新でした。
ワギャンの音波砲はステージ中に落ちている“ワギャナイザー”というアイテムを取ることでパワーアップ。徐々に発する声が「ワッ」「ギャ」「ガー」「ギャー」と進化していくので、ビジュアル的にも楽しかったです!
音波砲が当たった敵はしびれてしまい、しばらく動きが止まるほか、ワギャンが触れてもミスしなくなるので、敵を音波砲で固めて足場にするといった攻略法が可能に。

さらにワギャナイザーを4つ取るとワギャンは一定時間無敵に。
無敵時間が終わるとワギャンの音波砲は初期段階に戻ってしまうので、あえて4つ目のワギャナイザーを拾わずにパワーアップを維持するか、それとも無敵を選ぶかの戦略的な判断が求められます。

ワギャンはジャンプ力にも優れ、滞空時間の長さが特長。独特のジャンプの挙動は操作するのが楽しく、音波攻撃で行動不能にした敵を踏み台にしながら、さらに高度まで到達できる点も魅力でした。

 

 

もっとも画期的な部分は「ボスバトル」にあると言ってもよくて、各ステージの最後に待ち受けるボスと「しりとり」あるいは「神経衰弱」で対決します!
アクションゲーム好きには不満だったようで、おそらく賛否両論あったのでしょうが・・・。
アクションゲームとしてもパズルゲームとしても秀逸な作品だったのは間違いありません。

ワルキューレの冒険 時の鍵伝説

ナムコからリリースされた、当時としては珍しい女性が主人公のトップビュー型アクションRPGです。
復活したという悪の化身ゾウナを倒すため、マーベルランドへと降り立った神の子ワルキューレとなって、剣と魔法やアイテムを駆使して戦います!
ワルキューレはギャルゲーの元祖と言われることもあり、ナムコを代表するキャラの一人になりましたね♪

 

 

ゲームスタート時に入力した星座と血液型によって成長速度が変わってくるシステムです。
セーブは、宿屋で表示されたパスワードを入力していくパスワード方式。
レベルや重要アイテムは記録されてますが、何故か他のアイテムは失った状態からの再スタートに。
ワルキューレの体力が0になるとゲームオーバーとなり、その際にはワルキューレが倒れて墓に埋められ、天に昇る演出が入る。復活などはできないので、その時点でそこまでの苦労が水の泡となるので注意が必要です。その後はスタート画面に戻り、コンティニューの項目を選択するとゲームを再開できます。

 

 

Bボタンで剣やアイテム、Aボタンで魔法を使用。アイテムと魔法はポーズ中に、十字キー左右と上下で切り替えます。
ワルキューレは全部で7つの魔法を覚えます。魔法は知力(MP)の最大値が一定以上になると習得していき、使用すると知力を消費します。

 

 

見た目とは違って、ファミコンのRPG創世時代の作品なので、なかなかの難度を誇ります。
その要因としては、ゲーム中に会話をするという概念がなく、完全にノーヒントで謎を解かないといけないということです。
「オノ」やブラックサンドラを倒した時にランダムドロップする「サンドラの魂」などは攻略に必須のアイテムですが、そんなヒントすらないので、自分で考察しなければなりません。「ティアラ」や「マッコウ」や「魔法の船」など、重要アイテムは結構あります。
ラスボスのいるフルータジアへの渡り方などは、あるアイテムを持ち、一晩中待ってないといけないというのは分からないですよね。( ̄▽ ̄;)

 

 

攻略本・攻略サイトの参考をオススメします。

 

装備には武器類(オノ含む)の他に、受けるダメージを減らすヘルメット類と、砂漠や雪原でのHP減少を防ぐマント類があり、装備するとワルキューレの見た目も変わります。
宿屋に留まる前に回復の魔法で体力を完全にしておくと、知力を消費した分の回復だけで済むのでお金を節約できます。
ワープは、体の向きによって行先が変わります。

 

アイテムは8個しか持てないため、持ち物が限界だとそれ以上のアイテムを拾えません。冒険中にアイテム欄を空けるには、サンドラの店で売却するか、使用回数もしくは耐久度のあるものを使い切って無くさなければなりません。クリアする時にも、時の鍵を入手して使う必要があるので、ラスボス戦でアイテム欄の空きが無いと非常に面倒なことになるので注意。

 

 

続編としてアーケード用アクションRPG『ワルキューレの伝説』(PCEにも移植)、スピンオフ作品のSFC用アクションゲーム『サンドラの大冒険』が発売され、1998年発売のプレステ用ソフト・ナムコアンソロジー2では、オリジナル版にグラフィックやアクション性を強化したリメイク版が収録されています。(パスワード不要)
2006年から2007年にかけて携帯アプリゲーム版『ワルキューレの栄光』が、2007年3月20日からWiiのバーチャルコンソールが配信されたナムコの人気ゲームの一つです。
村人や町がという存在がないので、謎解きに関するヒントがほとんど無く、どのアイテムをどこで使うのか・・・?
人々からヒントを貰うことも出来ないため、アイテムの在り処や使い方も大半は自力で探る必要があったのです。
特にラスボスのいるフルータジアへの渡り方が難しく、『あるアイテムを持ち、とある場所に立って夜明けを迎える』という手順とラスボスの攻略は、当時分からなかった人も多かったと思います。
プレイヤーが手探りでするしかないなど、まだまだRPGとしては雑さが目立ち、そのため難易度はかなり高かった印象。
主人公「ワルキューレ」のキャラクターデザインにより、多くのプレイヤーの興味を引くことに成功したといえるでしょう。
その攻略本必須と言える謎解きの難解さが逆に話題を呼んで、後のナムコを代表する作品の処女作として後々まで語り継がれる事となった作品です。

ラストエトワール