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名作と思うゲームを機種やジャンルを問わず紹介していきます
スマホ版、牧場物語?!

イース

 

 

 

 

日本ファルコムが手掛ける看板シリーズの一つです。
主人公の、赤毛の冒険家アドル・クリスティンが各地の古代文明の謎を解き明かしていくアクションRPG
もとはPCのゲーム(1987年6月21日)でしたが、名作のため多数のハードにリメイクや移植がされました。
設定的には、アドルの半生の冒険日誌を再現してプレイヤーが遊んでいることとなっています。

 

 

記念すべき1作目の舞台は孤島エステリアで、失われた古代王国の謎を解くためにアドルが冒険をくり広げていく物語です。
『イースI』と『イースII』は前後編のような設定にあり、連続したひとつの物語となっています。
初期シリーズでは戦闘時の“半キャラずらし”というテクニックが基本となり、当時のアクションRPGでは攻撃の際に体当たりをするゲームが多かったのですが、このとき半キャラ分ずらして敵に体当たりを行うとノーダメージで攻撃できることから、半キャラずらしが注目されました。
デカキャラ(ボスのこと)といったワードも流行っています。

 

 

?戦闘はシンプルながら、ストーリーや演出が突出しているシリーズです。“今、RPGは優しさの時代へ”というキャッチコピー通り、難度が抑えられていたのも高難度ゲームが当たり前の時代としては稀有な存在だったと言えるでしょう。

操作は移動とアイテムなどの使用・メニューの操作のみで、ダンジョンにおいても適度な謎が散りばめられ、難解な謎解きやマッピングの必要もなかったので当時としては画期的なゲームバランスを持った作品であり、難易度競争で必死だったRPG・ひいてはゲーム業界全体を変えていった一つのきっかけになったソフトでもありました。

古代祐三氏が担当したBGMは名曲揃いで、シリーズを通して音楽面での質の高さに定評があります。
家庭用ゲーム機版で業界が衝撃を受けたのは、やはりPCエンジン版でしょう。
1989年(平成元年)12月21日発売の『イースI・II』は1作目と2作目がセットになった作品で、PCエンジンCD-ROM2用ソフトならではの要素が満載。とくに音声演出、アレンジサウンド、挿入アニメーションなどには衝撃をうけました。
PC-8801でもオープニングで少女リリアが振り向くシーンは、当時のPCゲーマーたちの間で話題に。

『イースI・II』は、PCエンジン miniに収録されています。

1998年には4月24日にはフルリメイクの『イースエターナル』も発売され、ここからイースの面白さが再認識されて度々リメイクされることに。なお、『イースエターナル』や『イースIIエターナル』といった作品には、映画監督の新海誠氏が関わっていたことでも有名です。

 

 

基本的にどの作品もプレイ時間は10〜20時間程度のやや軽めのゲームとして楽しめるものに仕上がっていましたが、イース7以降の作品ではプレイ時間が大きくボリュームアップし、イース8と9ではクリアまで50時間以上かかる大作となっています。
移植作品では一部評価が悪いタイトルもありますけど、日本ファルコム版はいずれのシリーズも安定した面白さで評価されている名作です♪

 


INFAMOUS 〜悪名高き男〜

とある災害を事件をきっかけに、電気の類を操る電気人間として超人的な能力を身に付けた主人公コール。
一切の秩序や道徳が失われ、無法地帯化したエンパイアシティを舞台にオープンワールドマップを駆け巡る物語です。
一応オープンワールドなのですが、ゲーム内に買い物という概念がないので店の中に入ったり買い物をするなどはできません。
街にある物はオブジェであり、破壊することはできるのですが・・身を隠す用途に利用するか、よじ登るか電気を吸収する物と考えた方がいいでしょう。
他の箱庭系ゲームと比べると、ミッションをこなすか、隠しアイテムを探すか、無限に湧いて出る敵と戦ったり市民を助けて経験値を稼ぐか、の四つくらいしかないので・・・街でやる事が少ないです。
物語は、主人公が災害に巻き込まれて唐突に始まるので、最初は何をしていいのか分からず迷うことも。
全ての場面で行き先は示してくれるのですが、意外に進めるような場所も多いのが難点。(見つけにくい)

 

 

攻撃手段は全てコールが持つ電気の超能力で、手から放たれる電磁波や雷撃で敵をなぎ倒すことができます!
消費したエネルギーは街中にある電気を帯びた物(電灯や車など)から吸収して補うことが可能。
「バッテリー・コア」というゲージがあり、これは電気能力の弾数とも言えるモノで、能力を使用すれば消耗します。
当初の数は10個ですが、街中に落ちている「光る破片」を一定数集めると最大値が上昇していく仕組み。
一方で体力ゲージが無く、敵からダメージを受けると画面に血が付着して視界が悪くなっていき力尽きます。
自動回復もしますが速度は遅めです。バッテリー・コア同様に、街中のオブジェクトから電気を吸うことで瞬時に回復します。
イベントや敵を倒して取得した経験値を振り分けるとスキルが身につき、さらに善か悪の傾きによって取得する技が変化していくことに。
プレイヤーの選択や行動によって、正義のヒーローか危険なヴィランとドチラ側にでもなれるのが特徴。
エネルギーメーターの横にはカルマゲージが表示され、コールの行動によって善と悪のどちらかに傾いていきます。
善人と悪人で扱う特殊能力が異なり、受諾できるミッションも変化するので、どちらに進むかはプレイヤーの選択次第。
最終的に善ルート、悪ルート二つの結末が用意されています。

 

 

ゲーム中に選べる難易度は、「イージー」「ノーマル」「ハード」の3種類のみで、どれも初期の状態から選択可能です。
戦闘は覚える技を駆使すれば、切り抜けられる難易度だと思います。シーンごとの戦略も自由で、地道に敵の数を減らしたりや、短期決戦で大技勝負をするのもプレイヤー次第。
リスタートも、ある地点まで進めていれば、ある程度の続きからできるので良心的。
サブミッションも豊富で、攻略する方法も自由です。

サテライトというミッションだけ時間制限があるので、テクニックが必要になります。
アクションゲームが苦手な人は、無理して挑戦する必要はありません。

私は、動画を見ながら善ルートの全てのミッションをこなしました。( ^∀^)

 

 

このゲームを象徴する問題は、常に敵から狙われていて恐ろしく正確な射撃をしてくることです。長距離からも的確に数発撃ってくるので、まるで「ゴルゴ13」状態。しかも複数で同時に撃ってくることも多々あるので、囲まれた場合は為す術はありません。

ステルス要素が無く、敵の範囲内に入ったら後ろを見ていようが攻撃してくるので、当たらずにやり過ごす方法がありません。

 

 

安価でも、楽しめる名作!

重要なストーリーイベント時は、急にアメコミ調のイラストで展開されるので急展開すぎておいてけぼり感もありますけど、ちょっとしたアメコミの主人公になった気分は味わえます。
全体的にストーリー展開はダークで、街の人々からは濡れ衣でテロ扱いされたり、恋人には的外れな恨まれ方をされたりとミッションをこなしても問題解決しない鬱展開が多いです。それでも少しずつ誤解を解いて光明を見出す面白さがあります。
登場人物のバックボーンが、もう少し分かると良かったのですけど・・・。
主人公コールの能力の秘密・・・特にラストの真実を知る展開は衝撃的です!

 

 

粗も目立ちますけど、自由に暴れまわれる!という一点に特化したゲームデザインを持った良作です。
現在だと、中古で400円くらいで購入できます!
元は取れるゲームだと思いますので、安く面白いゲームを探している人にはオススメです♪

ラストエトワール