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スマホ版、牧場物語?!

アークザラッド

ソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が発売したRPG。
略称は『アーク』『アーク1』など。
次世代機戦争真っ只中、本体発売から数ヵ月後というPS黎明期の作品になります。
『アークザラッドII』のプロローグ的なタイトル。

 

 

プレイステーション初の大型RPGとして発売され、ムービーシーンの導入や声優を起用したキャラクターボイス、メインテーマ曲は海外でのオーケストラ演奏を収録するなど、現在では一般的となった演出技法にいち早く挑戦したタイトルとなっていました。

 

ストーリーは、精霊や魔物が登場する王道のファンタジー路線となっていて、行方不明の父親を探すうち「勇者の力」を得た少年アークは、6人の仲間たちとともに世界を救う旅に出るというもの。
非常にボリュームが少なく、実質的にプロローグでしかないのですが、OPやED・ストーリー中に流れるムービーは、PS最初期とは思えないほどクオリティが高く、)良質なストーリー・演出と相まって物語を盛り上げてくれました。
本作はあくまで続編である『II』とセットで語られる事が前提で、このゲーム単品で見れば完成しているとは言えないでしょう。

 

 

『光と音のRPG』として売り出しただけの事はあり、発売当初のPSソフトの中では秀逸な出来。
初代「アークザラッド」ほか一部シリーズ作品は、PS3/PS Vita/PSPで楽しめる「ゲームアーカイブス」にて配信されていて、また、「アークザラッド」および「アークザラッドII」はプレイステーションをコンパクトサイズで再現した「プレイステーション クラシック」にも収録されています。

 

アークザラッドII

アークザラッドシリーズの第2作目。
略称は『アーク2』。
前作より1年後の話で、アークザラッド1から続くストーリーは本作で完結します。
前作ではゲームやストーリーのボリュームが少なく否定的な意見も多かったのですが、今作では補って余りあるほどのボリュームがある名作でした。
アークザラッドの続編という形で、大幅にストーリーやキャラクターが追加されています。
前作の続編ではありますが、物語は新たな主人公「エルク」目線で進んでいくことになります。
物語の途中からは「アーク」を始め、前作のキャラクターと合流して前作とのリンクが強まっていき、やがてエルクとアークの物語は交差して一つに収束していきます。

 

 

戦闘では武器の種類のよって攻撃範囲が異なったり、キャラの向きによって攻撃の命中率や回避率、ダメージ数が変わってきます。
また魔法の攻撃範囲もキャラの位置によって変わってきますので、戦闘時にはかなり戦略的に頭を使います。
通常戦闘時にただ○ボタン連打になってしまいがちなRPGが多い中、通常戦闘もかなり戦略的に楽しめるシステムでした。

 

 

物語が繋がった時には鳥肌間違いなしの演出です。
現在でもネタにされるような要素がある一方で、ストーリー自体はかなりシビアで敵キャラも陰鬱であり、全体的に救いのない展開が多く特にエンディングはあまりにも衝撃の内容のためか鬱ゲーに分類されることも。
とはいえ、キャラクターやストーリーのみならず、ゲームシステムまでもが魅力的な一作で、他の様々な名作RPGの面白い要素を多く取り入れ、それらを大ボリュームを持った一作に纏め上げている名作RPGです☆彡

ラストエトワール