隠れた名作!

The King Of Fighters(ザ・キング・オブ・ファイターズ)

「餓狼伝説」や「龍虎の拳」、「怒」に「サイコソルジャー」といったSNKの格闘・アクションゲームの登場キャラクターがオールスター出演してバトルを繰り広げる、SNKを代表する格闘ゲームシリーズ。
1994年に第1作の『THE KING OF FIGHTERS  94』がリリースされ、現在も新作が発売される長寿シリーズです。
頭文字を取って『KOF』と略される事が多いです。
数多の格闘ゲームの中でも、KOFは最多のタイトル数を誇り、アーケード以外でも家庭用ネオジオプレイステーションネオジオポケットなどの家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機などに数多く移植されている人気作。

 

 

ゲームシリーズとして

元々は『餓狼伝説』シリーズや『龍虎の拳2』においてサウスタウンを舞台にギース・ハワード(『餓狼伝説2』『SPECIAL』ではクラウザー)が主催したストリートファイト大会
第1作のコンセプトは、SNKアーケードゲームキャラによるドリームマッチ
時系列的に十数年程度離れているはずの作品のキャラクターが現役時代そのままの容姿で登場するなど、KOFシリーズは他のSNK作品とは独立したパラレルワールドとして設定されています。
シリーズを重ねるごとにKOF本来のコンセプトであったお祭りとしての側面は薄れてゆき、「草薙京」「八神庵」らKOFのオリジナルキャラクターや、彼らを軸とする独自のストーリーも人気を集めて、独自の世界観を構築するようになりました。
第1作『94』から第10作『2003』までは毎年西暦の年号をタイトルに冠して、2005年に発売された第11作『XI(11)』以降はシリーズ本編を数えるナンバリングを冠して継続して発売されています。
シリーズ初期のみ(KOF94→95まで)キャラクターの年齢が加齢しましたが、それ以降は先の展開を見据えてキャラクターの年齢はストップされているようです。(いわゆるドラえもん・サザエさん時空。)

 

 

ゲームシステム

チーム対戦形式 / チームバトル

キャラクターセレクト画面で最低3人のキャラを選択して、3人1チームとして対戦を行っていきます。
3対3のチームバトルを初めて採用した格闘ゲームであり、シリーズの最大の特徴。このシステムによって、ナンバリング全作でプレイアブルキャラクターが最低でも20キャラ以上用意されている事がゲーム上の特徴でしょう。

ガードクラッシュ(96〜)

対戦相手の攻撃を継続的に受けていると、ガード状態が強制的に解除されて、相手に攻撃させる隙が生じるシステム。
これは、現在の他社の対戦型格闘ゲームでも多く採用されている重要なシステムです。

※後のシリーズ作品では、交代や援護攻撃といったシステムも追加されています。

 

画像は、game.snk-corp.co.jpより引用

 

SNKの歴代キャラクターによる夢のドリームマッチ

チームバトルの元祖、いわゆるクロスオーバー系格闘ゲームの元祖ともいわれる名作であり、格闘ゲーム界に大きな衝撃を残しました。
後に家庭用作品『THE KING OF FIGHTERS94 Re-Bout』としてリメイクされています。

THE KING OF FIGHTERS '95

 

 

 

 

 

 

1995年。
KING OF FIGHTERSを開催する。
対戦方式は前回同様チーム対戦にて取り行う。
前大会参加者の再参加を心待ちにしている。
以上……。[R]

 

 

概要

1995年7月25日にMVSで稼働開始。
シリーズの第2作目で、シリーズ屈指の人気キャラとなる草薙京のライバル・庵のデビュー作。
主人公・草薙京のライバルとして登場した八神庵の人気が爆発し、オリジナルキャラクターや独自のストーリーが受け入れられたことで、以降のシリーズの方向性を決定づけたといえるでしょう。
本作から『98』までが便宜上「オロチ編」と呼ばれています。今作は、後に「オロチ編」に区分されるストーリーの導入部が描かれる。

 

画像は、mobygames.comより引用

 

特徴

前作の固定チームから、登場キャラクターの中からプレイヤーが自由にチームを組める「チーム・エディット」が導入され、ゲームの自由度が大きく上がったのですが、シリーズでも特にゲームバランスを投げ捨てていて、単純な攻撃力が歴代シリーズ中でも最も高くて、即死連続技が大量に存在するという問題も。
前作の参戦チームからはアメリカンスポーツチームを除く7チームが続投。そして、新たに「ライバルチーム」が加わっています。
SNK世界の格闘大会『King Of Fighters』が『餓狼伝説』などにおける背景設定のみの言葉ではなくなると同時に、『餓狼』『龍虎』『サムスピ』に代わる新しいNEO・GEO看板タイトルとしての地位を確固たるものにしました。
シリーズが躍進したのは本作の存在が大きかったといえ、超大味バランスながらも人気を博した作品です。

 

画像は、アケアカNEOGEO | 株式会社ハムスター hamster.co.jp さんより引用

THE KING OF FIGHTERS '96

SNKゲームの人気キャラが一堂に集まった、オールスター対戦格闘ゲームシリーズの3作目。
1996年7月30日にMVSで稼働開始。
ゲームシステムの基礎を固めたターニングポイント的な作品。
キャラクターのグラフィックが全て一新され、このビジュアルが以降『XI』まで継続して使われる事に。
グラフィックの一新に伴い、一部を除き多数のキャラの飛び道具が飛ばなくなるという大胆な仕様変更も行われ、結果として待ちによる膠着状態が排除され攻め重視のゲーム性となりました。攻撃的な対戦バランスへと大きく転換しようとした試みは賛否両論だったといわれています。

同時期の「リアルバウト餓狼伝説」と並び、CAPCOMとのゲーム性の差別化を明確にした作品の一つでもあり、現在まで続くKOFのフォーマットはこの時期にほぼ確立したといえます。

 

 

9チーム+ボス2人で合計27人。前作より3人増加。
本格的に、「オロチ編」と呼ばれるストーリーが導入されています。
プレイヤーを楽しませる様なストーリーが揃っているので、物語を純粋に楽しんでいる人は盛り上がるでしょう。。

 

画像はhardcoregaming101.netより引用しています。

 

シリーズとしては初めて、レギュレーションがゴッソリ変わった作品で、キャラクターのグラフィックや技のモーションもすべて書き直され、前作とは通常技・必殺技ともかなり性能が違っています。
凶悪な新技を引っ提げたキャラ、ガードが解けた瞬間に入るコマンド投げなどが猛威を振るいゲームバランスは前作に引き続き相変わらず悪く、「崩れバランスで安定している」・・・とすら言われるほど。
ただ、もともとはお祭りゲームであるので、考え方によってはハマると思います。

 

THE KING OF FIGHTERS '97

人気最高潮の中で1997年7月28日にMVSで稼働開始。「オロチ編」三部作の完結編
デモ絵は劣化している部分もありますが、オープニングや中間デモ、EDなどの豊富なデモ演出でストーリーの描写を強化しています。
オロチ編最終章らしく、主人公・日本チームで勝ち抜きラスボスを京で倒すと、庵が乱入してくる隠しボス戦ルートが見られ、勝つか負けるかでまた微妙にEDが変わるというような特定のエディットチームでクリアしないと見られないエンディングや一枚絵があるなどのサービス要素も。

 

 

システムを『96』を進化させた「アドヴァンストモード」と『95』ベースの「エキストラモード」の2種類から選べるようになりました。

前者は『96』をベースに、新方式のパワーゲージを採用したシステム。後者は『94』『95』がベースのシステム。

9チーム+2キャラ+隠しキャラ6人、35人の使用可能キャラ+ラスボスであるオロチ。

 

 

お祭りゲームというコンセプトから出発して、独自の立ち位置を築き上げるまでに至ったKOFシリーズ最初の総決算的なタイトルです。
格闘ゲームとしての本作のバランス調整はもはや「毎度おなじみ」で、中ボスキャラがそのまま隠しキャラ参戦でバランス崩壊(通常キャラでも一部は壊れた性能)といったキャラの性能差や必殺技が暴発しやすい(それ故に超必殺技は非常に出しやすくなっている。)という、文字通り不安定な仕上がりに。

これは、人気最高潮の中の殺人的スケジュールのためとも言われています。

これに関しては、豪華なお祭りゲームとしての側面もあるため仕方がないといった考え方もできるでしょう。
BGMや勝利コメントなどの細かい要素が大幅に縮小されている事への物足りなさはありますけど、家庭用ネオジオソフトの中でも最も売れたタイトルの一つとされています。

 

ラストエトワール