クソゲー

クソゲー

名作と思うゲームを機種やジャンルを問わず紹介していきます
スマホ版、牧場物語?!

クソゲーとは?

よく言われる「クソゲー」という単語は、『商品としての出来に問題があり、評価の低いゲーム』という意味です。
言葉は悪いですけど、クソみたいなゲームのことですね。
このクソゲーですが、一口にクソゲーといっても実は様々なタイプのクソゲーがあります。

 

【バグ放置タイプ】 酷いとゲーム続行不能となるものも!

商品として販売されるゲームでも、実はバグがそのままになっている作品がかなりあるのが現実です。
ゲームとして遊べないレベルバグや、進行不可能になるバグもあり、知らないままゲームをプレイしているとかなりの大ダメージを受ける事になります。
『真・女神転生2』や『バテン・カイトス』『摩訶摩訶』などの名作のバグは有名です。

 

【不親切タイプ】 ゲームシステムや設計が酷い!

システム面が不親切で快適に遊べないものもクソゲーに当てはまります。
ストレスが堪り、楽しむどころか投げ出すプレイヤーもいるでしょう。

 

【バランス崩壊タイプ】 クリア出来る人間がほどんど存在しない!?

単に難易度が高いだけでなく、ゲームバランスそのものが崩壊しているものもクソゲーに挙げられます。
難解なのに完全ノーヒントでゲームを進めなければならない上、主人公が取れる行動は非常に多く、何を選択すればゲームが進行しているのか分からないようなゲームはマゾじゃないと続けられないでしょう。

有名な『たけしの挑戦状』は、発売時に誰一人クリア出来なかったほど難易度が高い作品です。
現在でも「攻略本無しではクリア不可能」と言われている作品です。

 

【虚無タイプ】そもそもゲームになっていない。遊びとしての最低限の基準すら超えていない!

最も重要な要素にして最も高いハードルである単純に「つまらない」。
元祖西遊記スーパーモンキー大冒険』はヤバいです・・・。

 

名作も存在する

クソゲーの中でも、故意か単なるチェックミスかは置いておいて誤植の多発や奇妙な演出などでユーザーの乾いた笑いを誘う、いわゆるウケ狙いのゲームをバカゲーに分類する場合もあります。
一方でクソゲーにもファンは生まれる場合があり、クソゲーである事を認められた上でファンに愛されるデスクリムゾン』のような例もあって、必ずしもファンがクソゲーではないと主張する訳でもないのです。

「クソゲー」の意味

クソゲーとは、「クソなゲーム」「つまらないゲーム」という意味です。
クソゲーは、「最低のもの」であることを意味する「糞(クソ)」と、酷いクオリティのゲームを組み合わせたゲーム用語。
「これはクソゲーだ」と言われているゲームは「最低に面白くないゲーム」と評価されていると解釈して問題ないでしょう。

  1. バグ(不具合が多い)ゲーム
  2. ストーリーが薄い、あるいは筋道が通っていないゲーム
  3. ゲームの難易度が高い、あるいは操作が難解なゲーム
  4. 映像や音楽がチープなゲーム

クソゲーの語源は、イラストレーター・みうらじゅん氏の発言からきています。
1985年にサンソフトから発売されたファミコンソフト「いっき」に対して、「一揆は一人でするものではない、クソゲーだ」と評価したのが、クソゲーの始まりとか。

ただし多くのゲームユーザーは「いっき」に対しての評価は高く、ゲームとしてはクソゲーの部類ではありません。

 

「ゴミゲー」とは?

ゴミのようなゲーム」となり、基本的な意味としては先の「クソゲー」と同様です。
ただし、それには含まれている「愛情」が全くない表現になり、ただ面白くない、時間やお金の無駄だと言っていることになるので注意してください。
類語に「カスゲー」という言葉が存在し、こちらにも愛情は全く含まれていません。
本当にゴミしか(それにさえ)ならないと言っていることになります。
ただどうしようもないゲームだというだけの意味ですね。

アタリショック

かつて日本でファミコンが流行る前に、米国のビデオゲーム業界はAtariから1977年に発売されたVCS(Video Computer system)の大ヒットで一気に拡大していた時代がありました。
その人気は凄まじく、「米国の全世帯の3軒に1軒はこのゲーム機を持っている」と言われるほどであったのですが、このゲーム機にはプロテクトが施されておらず、誰でもゲームをリリースすることが可能でした。(パソコンが主流の時代)
様々なメーカーが参入したのはいいのですが、その中には玩具やコンピュータとはなんの関係もない食品製造業や流通業なども多かったのでした。
当時、コンピュータゲームの黎明期にはノウハウも確立されておらず、狂ったような鬼難易度・無いに等しいユーザビリティ・プレイに支障をきたす重度のバグ等は当たり前で、即死・ノーヒント・クリア不能と言ったゲームも珍しくなかったのです。
金儲けの事だけを考えて、消費者であるユーザーのことなど考えていなかったのですね。

当然、このゲーム機がATARI 2600と名前を改めた1982年のクリスマス商戦では、クソゲーの氾濫によりユーザー離れを起こしてゲーム市場が崩壊しました。

任天堂が1984年にファミリーコンピュータ(ファミコン)を発売した際は、このアタリショックの再来を非常に警戒していたので、当初はサードパーティの参入を認めなかったほどであったのです。

サードパーティがファミコンのゲームタイトルを出す際には任天堂による品質審査が必須でありました。

でも、ファミコンにクソゲーが無かったのか??・・・.というとそうでもなく、1985年に「スーパーマリオブラザーズ」が発売されファミコンブームが巻き起こった頃からは、日本国内でも安易に造られた低品質なソフトもありました。
任天堂の功績は、こうしたクソゲーが世に出るのを取り締まったことではないでしょうか。

ラストエトワール