カートリッジでのセーブ

カートリッジでのセーブ

名作と思うゲームを機種やジャンルを問わず紹介していきます
スマホ版、牧場物語?!

ファミコン

ファミコンの人気ジャンルであるRPGなどのストーリーが長いゲームは、バッテリーバックアップと言われる電池を使用した記憶媒体によってセーブデータを保持しています。
なので、内部の電池が寿命で切れてしまうとセーブをすることができなくなってしまいます。

 

 

それは、困るな。
どうすればいいのだ!


 

 

安心してくださイ。
穿いてまス。(笑)


 

消耗した電池は交換をすれば、再びセーブデータを記憶できるようになるので交換してしまいましょう!

 

分解・交換を個人で行う場合は、あくまでも自己責任になります。

 

デメリットとしては、
■個人で電池交換した場合は、遊び終わった際に買取してもらえない可能性があります
■失敗した場合は、基盤が壊れてしまいゲームが遊べなくなることもあります
■カセットケースの破損率が非常に高い

 

電池交換に関しては、お店で有償サービスでやっている所もあります。
料金は、500円〜1000円+送料、といったところでしょうか。

 

用意する物(amazonで揃います)

〇精密ドライバーのマイナス
〇新しい電池(コイン電池 CR2032)
〇セロテープ
〇ラジオペンチ
〇静電気除去シート

 

カセットを分解する(殻割り)

ゲームボーイやスーパーファミコンはカセットを分解するのに、専用の工具でネジを緩めるだけなので特に問題はないと思います。、
ファミコンのカセットについては、少し難易度が上がるので注意してください!
まず、「ツメ」の位置を確認しましょう!
ふたを外すには、四箇所の「ツメ」を外さないと不可能な構造になっています。
下の両サイドにマイナスドライバーを差し込みながらゆっくり傾けます。
カセットの上側の殻と下側の殻を手で広げるとわずかに隙間が出来るので、そこにマイナスドライバーを入れます。
下から上に斜めになるような感じで、ゆっくりカセットのツメを外しましょう。
※ドライバーを突っ込む位置が、ツメから遠ければ遠いほどカセットの殻はひび割れしやすくなります。
片方のツメが外れたら次は反対側も同様です。
隙間からマイナス上側の殻だけをドライバーを突っ込んで、カセット上側の殻だけを握りながらドライバーをこじるだけ。
片方のツメが外れているので、反対側は意外と楽に外れます。

 

古い電池を外す

基板を触るときには、必ず静電気除去シートで体の静電気を放電してから作業してください。
端子と電池の隙間にマイナスドライバーを入れて、端子を少し浮かしてから…端子をラジオペンチで掴み、電池を手で抑え、引き剥がします。
溶接は二箇所なので、もう一度同じ要領で引き剥がします。
ハンダ吸い取りシートなどを使いながらハンダ付けを取っていって、端子付きの電池(amazonなどで売ってます)と交換すると楽にできる方法もあります。。
あとは下側の端子も同じように溶接部分を引き剥がしていきます。
電池の溶接部分よりも、ハンダの方がシッカリと付いてるので、慎重に力を加えてやれば端子側がダメになる確率は低いと思います。

 

新しい電池を取り付ける

下側の端子のさらに下側にセロハンテープの接着部を上にした状態で敷いてください。
セロテープは、少し縦に割いて細くしてやると取付しやすいです。
そうしたら、電池を装着してください。どちらの端子がプラスで、どちらがマイナス側なのかは書いてあります。
電池の場所が決まったら、セロテープでくるりん!と包み「絶縁&固定」しましょう。
ハンダの方が丈夫で安定するのですが、普通に仕様していて、テープでガッチリ固定した電池が外れるなんていう事はありません。(落としたり大きい衝撃を与えたら別です)
でも、万が一に失敗して別の箇所のハンダを溶かしでもしたら、カートリッジそのものが使えない状態になったりする可能性がありますので・・・。

 

カセットを組みなおす

 

基板はカセットの殻の内側についている突起によって、決められた位置におさまっていないと蓋が元通り閉まらなくなっています。
突起部分に基板がハマっていないのに力任せにやれば、基板が割れたり折れたりするので、ここは慎重に。
あとはカセット上部のツメを噛ませて、3DSを閉じる時のようにゆっくり蓋をしてやればOKです。
普通に閉じればあるていどのところまで簡単に閉まりますので、少しだけできた隙間があるので、そこからは少し力をいれてパチン!パチン!とサイド側のツメを押し込んでやれば完成となります。

 

 

難しいと思ったら、無理せず業者さんにお願いしましょう。


リセットボタンを押しながら電源を切る

ファミコンのセーブ機能がバッテリーバックアップ搭載のゲームは、ゲームを終了際にリセットボタンを押しながら電源を切る仕様になっています。
こうしないとセーブデーターが消去される可能性が高いためです。
もともとファミコンは、バッテリーバックアップを想定してない状態で発売されました。
通常、電源を切ると、電源が切れる瞬間にCPUなどが誤作動を起こす可能性があるのですが、電源を切るときなので特に問題はありません。
しかし、バッテリーバックアップの時は一瞬の誤作動が原因でセーブデータのあるメモリに電気的なノイズが入ってしまって、データの破損が起こる確率が非常に高くなります。
ですが、リセットボタンを押している間は、CPUが完全停止するために その問題の誤作動が起こらないのですね。
そうなるとメモリにもノイズは入らないのでリセットボタンを押している間に電源を切れば、セーブデータには影響ない状態で電源を切れるようになるのです。

 

バッテリーバックアップカセットの中には リセットボタンを押しながら電源を切ってはいけないカセットも存在します。
「三国志中原の覇者」「ファミリーサーキット91」「バトルフリート」など、ナムコのゲームは取扱説明書に明記されていますので、注意してください。

 

ファミコン以降のスーファミなどでは、バッテリーバックアップがあるのが前提になっていますので、普通に電源を切っても保護回路が働き、メモリに悪影響を与えることはない設計になっています。 逆に、スーファミではリセットボタンを押しながら電源を切るとセーブデータが消えることがあるようです。

ラストエトワール