誤作動

誤作動

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スマホ版、牧場物語?!

ドリフト現象

コントローラのスティックが勝手に動く事を「ドリフト現象」と言います。
とくにFPSなどのゲームをプレイしている方々は、この現象に常々悩まされている事でしょう。

買って間もないのに勝手に動いた!とかよく聞く話ですが、そもそもアナログスティックというものは些細なゴミなどで微妙な誤作動をしてしまうほど繊細なものと考えた方が無難です。

プレイ中にいきなりドリフト現象が起きて、尚且つ頻繁にドリフト現象が続いてしまうと、すぐに修理に出したり替えのコントローラを用意するのはお金と時間がかかってしまいます。
そこで今回は、「その場しのぎ」の簡易的な改善方法を紹介します。

 

コントローラーをリセット

PlayStation4・PlayStation5・Switchプロコン・Nacon等のプロコンなどには共通してリセットボタンが付いています。
ほとんど背面についてると思います。
リセットと言っても設定などが消えるわけではなくペアリング(ゲーム本体との接続)が解除される機能です。
各コントローラの裏面にある穴に細い棒(爪楊枝など)を差し込み、5秒ほど押し続けます。
これでコントローラのリセットが完了しゲーム機本体との接続が解除されます。

 

スティックをグリグリ

コントローラのペアリンク(ゲーム機本体との接続)が切れた状態、コントローラの電源が切れた状態でスティックをグリグリと動かす体操のような事をします。

  1. 両方のスティックを30秒間押し込む。
  2. 両方のスティックを右に5回ずつ回す。
  3. 両方のスティックを左に5回ずつ回す。
  4. 最後にもう一度、両方のスティックを30秒間押し込む。

PS3コントローラー

PS3(PlayStation3)は名作が多いので、未だ遊んだりパソコンに接続したりするなどしてコントローラーを使ってゲームをしている人も多いと思います。
その際に、触っていないのにコントローラーが勝手に動く・誤作動するという経験がある人はいると思います。
そもそもPS3のコントローラーが勝手に動く/誤作動を起こす場合、どのような原因が考えられるのか、その状況になっている人は直し方を知るためにも知りたいという場合が多いと思います。
まずはPS3のコントローラーが勝手に動く/誤作動する場合の原因とは何でしょうか?

 

PS3コントローラーの暴走現象は、そこまで珍しくないようで、多くの方が報告されています。

 

その原因は、

  1. コントローラーの経年劣化
  2. ゴミやほこりによる誤作動

この2点が主な原因のようです。

 

アナログ入力のセンターポジションがズレてしまった

選択肢の変更やキャラクターの移動などで利用するアナログ入力のスティックは、センターポジションがずれると誤作動が起きやすくなります。
PS3以外のコントローラーでも起きやすい原因です。

 

コントローラー内の電子板に隙間ができている

PS3のコントローラーで多いのが、コントローラー内のアナログスティックの電子板に隙間が生じているという原因です。
PS3の電子回路の基板には接点固定用のスポンジがついているのですが、経年劣化でスポンジの弾力が失われて接点が固定されず、PS3のコントローラーが勝手に動く原因となっている、というものです。
また、コントローラー内部の基盤同士の接触不良なども考えられます。
こちらも経年劣化で基盤や電池パックがずれやすくなり、そのせいで隙間ができて誤作動する、ということもあります。

 

スティックを動かしたり物理的にコントローラーを振ると何らかのボタンが押されてしまう場合、ソフトウェアのトラブルではなく、ハードウェアの方のトラブルになります。
基本的には、内部のゴムパーツの経年劣化に伴い、接点と接点の圧迫が不足することで、物理的に中身がずれることで生じる不具合のようです。

 

PS3コントローラーが勝手に動く/誤作動するときの直し方

 

コントローラーをリセット

PS3のコントローラーのリセットには有線ケーブルが必要ですのでそちらを準備しておいてください。
PS3のコントローラーのリセット方法ですが、まずはPS3本体とリセットしたいコントローラーを有線ケーブルでPS3に接続してください。
その後、PS3を通常通り起動します。
PS3が起動されたら、PS3本体に接続した有線ケーブルからPS3のコントローラを外します。
ケーブルから外すと有線接続から無線接続になりますので、そうなったらPS3のうらにあるリセットボタンを押しましょう。

リセットボタンは小さい穴の中にあるため、ヘアピンや爪楊枝の柄の方などの先の尖ったものを利用して押してください。
押す長さは1秒ほどです。

PS3のコントローラーのリセット後、コントローラーのワイヤレス接続が解除されているか確認しましょう。
コントローラーのボタンを押すなどしても反応がなければリセットがちゃんとおこなわれていると確認できます。
PS3のコントローラーのリセットが完了したらPS3本体へ有線ケーブルを用いて再接続してください。
有線ケーブルに接続後、コントローラーの誤作動がなくなればOKです。
無線接続したい場合は有線ケーブルに接続したまま再設定してください。

 

分解して直す(推奨)

PS3のコントローラー(デュアルショック3)は、経年によりコントローラーが勝手に動き出す持病があります。
コントローラー基板とボタンを繋ぐ接点が汚れ、接点を押さえるスポンジが劣化して、押さえが弱くなっているということです。
一般的に有名な確実に効果があった方法を紹介します。
私も、2台直しました。

コントローラーを分解する必要があるため自己責任でお願いします。

 

修理に必要な道具

プラスの精密ドライバー
無水エタノール
プラスチック製ヘラ(またはプラスチックカード※)
スポンジテープ
白い綿棒
ピンセット
ハサミ

 

コントローラー裏のネジを5本外す

プラスの精密ドライバーで取り外しが出来ます。
必ずネジ穴のサイズに合ったドライバーを使用し、しっかりドライバーを押し込みながら回しましょう。
特に初回は、ネジが固く締まっているため、ドライバーサイズや力加減を誤って回すと、最悪ネジ山をつぶしてしまい、分解作業が出来なくなってしまうので、ココは慎重に!

 

裏側のパーツを取り外す

ネジを外したら、裏蓋を外す。
そのままの状態ではパーツが外れにくいため、プラスチックヘラかプラスチックカードをパーツの隙間に差し込み、溝に沿わせるだけでパキパキっとパーツを切り離すことができます。
最後にLRボタンをくぐらせればパーツの取り外しが完了します。

「L2,R2トリガーを引きながらパーツをくぐらせると、取りやすい」です。

トリガーを引かずに取り外そうとすると、取りづらい上、L2とR2が外れてしまいます。
作業中にポロリすることもあるので注意してください!
最後に元に戻す作業が少々面倒になるので、トリガーを引きながら作業することを推奨します。

 

バッテリーの取り外し

デュアルショック3に接続されたリチウムイオン電池は、予め外しておいた方が作業がしやすいです。
バッテリーは、基板にコネクタで接続されているので、白いコネクタ部を持って引っ張れば、ケーブルを取り外すことができます。

 

基板のネジを1本外す

コントローラの基板は、左下のネジを1本外すだけです。
これで基板が外れます。

 

フィルム状のフラットケーブルの片側を持ち上げる

ボタン側とメイン基板を結ぶケーブルは、シンプルな構造になっている。
何と、ペラペラなフィルム状のフラットケーブルを、コントローラー基板に押し当てるだけという、シンプルかつワイルドな接続構造になっているのです。

 

スポンジ取り外し

フラットケーブルの下にある黒いスポンジを、ピンセットで取り外します。
そのスポンジをピンセットで取り出してみたところ、経年劣化により弾力を失いペチャンコに潰れていると思います。
コレが原因でフラットケーブルの押さえが弱くなり、コントローラーと基板の通信が上手くいかなくなっていることが多いようです。

 

スポンジの厚みを補強する

元々付いているスポンジは、サイズ合わせの為にそのまま流用し、同じサイズのスポンジテープを重ね貼りしてスポンジの補強を行います。
スポンジテープを小さくカットし、粘着部に先ほど取り外したスポンジテープを貼り付けます。
サイズに合わせてカットすれば、補強完了です。
補強処理が終わったスポンジを再び元の位置に戻します。

 

接点の掃除

フラットケーブル側とコントローラー基板側の接点を、それぞれ無水エタノールを付けた綿棒で掃除します。
綿棒に無水エタノールを付け、接点をゴシゴシと拭き、その後に綿棒の乾いた方で空拭きをすればOKです。

 

  1. フラットケーブルを外した側の付け直し
  2. コントローラー基板のネジ止め(1本)
  3. バッテリーの取り付け
  4. 裏蓋の取り付け
  5. ネジ5本締める

上手く裏蓋が締まらないときは、どこかでパーツが浮いていたり外れかけたりしているので、力任せに締めず、パーツの接続状態を確認しながら行いましょう。
もしも、作業中にL2,R2ボタンが外れてしまった時は、フタを締める前に取付を行う必要があります。
その際、針金状のバネの取付位置を間違えると、トリガー独特の重みと戻りが無くなってスカスカになるので、位置を間違えないように取り付けましょう。

 

 

分解してみると分かると思いますが、PS3のコントローラーの基板部分は作りが甘く、経年劣化や汚れなどで簡単に誤作動を起こしてしまうのです。
これらの症状を解消するには、ほとんどの場合、コントローラーを分解する必要が出てきます。
苦手な人には大変な作業になるので、今では(&今のうちなら)安価で購入する事も可能なので、買い替えも選択肢に入れた方がいいかもしれません。

ニンテンドースイッチのコントローラー

幅広い世代に遊ばれているニンテンドースイッチですが、周辺機器を中心とした故障が頻繁に報告されます。
とりわけ専用コントローラーである「Joy-Con」は故障しやすく、定期的に買い換えている方も多い印象です。
具体的な症状としては、「コントローラーが勝手に動く」というもの。
操作時にキャラクターが動いたり、アナログスティックやボタンの調子が悪くなったりすることを、コントローラーの「ドリフト現象」といいます。
ニンテンドースイッチはもちろん、PS4/PS5やXBOX ONEなどのコントローラーにも同様の症状が見られます。
ここでは、コントローラーにドリフト現象が発生する原因を2つのポイントから解説します。

 

コントローラーに溜まったホコリ・汚れ

コントローラーに汚れ・ホコリが付着し、接触不良を引き起こしている可能性があります。
「キャラクターが勝手に動く」と述べましたが、ほとんどのタイトルはキャラクターの移動操作をアナログスティックで行います。
そのため、真っ先にスティックの故障や接触不良を疑うべきでしょう。
アナログスティックはボタンに比べて可動領域が広く、隙間にホコリが詰まったり、プラスティックの削りカスが溜まったりしやすい箇所です。
いかなるゲームにおいても、プレイする際は常時動かしている状態と変わりません。
稼働頻度が高い分、故障しやすいというわけですね。

 

コントローラーのバネの故障

ニンテンドースイッチのコントローラー内部には、アナログスティックやボタンを押し返すバネが仕込まれています。
バネに何らかの不具合が生じると、キャラクターなどが勝手に動いたり、ボタンが反応したりする可能性があります。
特に故障しやすいのがスティックです。コントローラーのアナログスティックは、バネの自立により、中央に戻る構造となっています。
したがって、バネの中心部分が数ミリでもズレ込むと、アナログスティックが本来あるべき位置に戻らなくなります。

 

すぐに試せる対処法

 

 

コントローラーの清掃

「コントローラーに溜まったホコリ・汚れ」による接触不良は、本体の清掃で改善できる場合があります。
特にコントローラー本体とアナログスティックの間にある溝には、ホコリや粉状の削りカスが溜まりやすいため、それを取り除くことが先決です。
ホコリが溜まる原因は、コントローラー本体が放つ静電気にあります。
静電気により細かいホコリが引き寄せられ、蓄積されるのです。
ホコリを掃除する方法は、「ピンセットや綿棒で掻き出す」か「エアダスターで飛ばす」の2つとなります。
肉眼でしっかりと確認できるほど大きなホコリ・汚れは、ピンセットで抜くように取り除きます。
さらに濡らした綿棒で掃除するのがおすすめです。

水は使わず、揮発性の高い無水エタノールを使いましょう。
水は水分が残りやすく、基盤などの故障を招く恐れがあります。

エアダスターは、家電量販店などで販売されています。
ホコリを吹き飛ばすことを目的とした強力なスプレーで、PCなどの電子機器の清掃に用いられるものです。
コントローラーの清掃にも有効なので、1本は持っておいて損はありません。

 

コントローラーの接続状態をリセットする

コントローラーとニンテンドースイッチ本体の接続状態をリセットしましょう。
手順は簡単で、コントローラーにある「シンクロボタン」を一定の間隔で押し、離します。
これを繰り返すことで、ワイヤレス接続の状態をクリアできます。
シンクロボタンは、コントローラーの側面にあります。
ニンテンドースイッチに直接接続している場合、シンクロボタンは隠れてしまうため、一度取り外しましょう。

なお、「ニンテンドースイッチ プロコントローラー」を使っている場合、シンクロボタンは本体上部、中央にあります。

いずれもシンクロボタンを押すことでワイヤレス通信が切断されますが、再度ABXYボタンを押せばすぐに接続されます。

 

アナログスティックの補正を行う

ニンテンドースイッチには、コントローラーのアナログスティックの動作状況を視覚的に確認できる機能があります。
まずはニンテンドースイッチの電源を入れ、ホーム画面から「設定」を選びましょう。
次に「コントローラーとセンサー」から「スティックの補正」を選びます。
中央の円マークに「+」がある場合、スティックが正しい位置にあることを表します。
一方、「●」がある場合、スティックが操作されていることを意味します。
コントローラーに触れていない状態で「●」がある場合、ドリフト現象が起きていると判断できます。
その原因はホコリ・汚れによる接触不良だったり、コントローラー内のソフトウェアに問題が生じていたりするのです。
時に、コントローラーのソフトウェアを更新することで、ドリフト現象が直ることもあります。
Wi-Fi環境さえあればすぐに実行できるので、ドリフト現象に悩んだときは一度お試しください。

 

まとめ

コントローラーが勝手に動く場合、スティックやバネの不具合によるドリフト現象が疑われます。
ホーム画面から「設定」を選び、「スティックの補正」でコントローラーの状態を確認しましょう。
ドリフト現象が見られないにもかかわらず、勝手に動くのであれば、ソフトウェアや部品の不具合が考えられます。
基本的に個人での修理は難しいため、「任天堂」の公式サイトからオンライン修理を申し込みましょう。

ラストエトワール