ファミリーコンピューター

ファミリーコンピューター

名作と思うゲームを機種やジャンルを問わず紹介していきます
スマホ版、牧場物語?!

ファミリーコンピューター

 

 

 

 

ファミリーコンピュータとは、1983年に任天堂が発売した家庭用ゲーム機で略称は「ファミコン」。
ゲームソフトの入ったロムを本体に差し込み,テレビに接続してゲーム画面を表示してコントローラーで操作します。
ゲームソフト制作会社とライセンス契約を結んで徹底して品質管理を行ったことで良質なソフトを揃えたことが功を奏し、「スーパーマリオブラザーズ」「ドラゴンクエスト」などの大ヒット作も誕生した。
ヒットゲームは現在に至ってもシリーズ化し、そこから生まれたファミコンは家庭用ゲーム機の代名詞ともなった。
“ファミコンブーム”と呼ばれるような社会現象で、ゲームが一般家庭に広く普及したといっても過言ではない伝説の家庭用ゲーム機。


ディスクシステム

ファミコン誕生から3年後に発売された拡張周辺機器
1986年2月21日発売。
フロッピーディスクに似たような形式のクイックディスクを採用。
通称「ディスクシステム」。
当時はROMカートリッジの大容量化の目処がまだ立っていなくて、安価で大容量(片面64KB=512Kbit)なクイックディスクの採用により容量問題を解決しようという意向により開発されたハードです。
ロムカセットではなく、磁気ディスクによるソフト供給を行うことで、カセットにはない様々なメリットを実現したのです!
当時のロムカートリッジよりも容量が大きいため、『ゼルダの伝説』のような大型タイトルの開発が可能になり、セーブ・ロードの概念も広まりました。

容量は、当時のROMカートリッジが24KB〜40KB程度だったのに対し片面64KB、両面で128KB。
ビットで言えば512キロビット/1メガビット。

「ディスクカード」と呼ばれる媒体をディスクドライブで読み取り、そのデータをRAMアダプタと呼ばれるカートリッジを介して、ファミコン本体とやり取りする仕組みで、ディスクドライブはACアダプタのほか、単2電池6本でも動きました。
また、ファミコンとディスクドライブが一体化した「ツインファミコン」というハードもその後シャープから発売されています。
現在でも親しまれているシリーズが多く登場していて、「スーパーマリオブラザーズ2」や「メトロイド」、「リンクの冒険」や「光神話 パルテナの鏡」などの名作ソフトが発売されました。
利点として、音が1つ増えたことでより豊かなBGMが制作されるようになったのも魅力でした♪
そのほかにもゲームソフトの価格が抑えられ、ディスクという媒体の特性からゲームソフトの書き換えという新しいビジネスが誕生。
現在のダウンロード販売を先駆けたような画期的なサービスだったといえるでしょう。

書き換えというサービスは後に中古販売対策の一環としてスタートした「ニンテンドウパワー」に引き継がれた。

また、この時代はアーケードゲームでハイスコアを競い合うハイスコアラーの時代。
ディスクの特徴である読み書きを活用し、おもちゃ屋の店頭に設置した「ディスクファックス」を通じて自宅で叩き出したハイスコアを全国で競い合うイベントも行われました。

  1. データ容量がカセットよりもかなり大きい
  2. ゲームを記録 (セーブ) できる、
  3. .お店のディスクライターで書き換えでゲームを購入できる

これらの特徴は「ファミリーコンピュータ」において、遊びの幅を広げる上で大きな役割を果たしました。

 

 

早々に廃れた悲劇のハード

ローディングは遅くはないものの、時間の短縮が不可能な仕様のために、ローディングが無駄に多いゲームは苦痛でまともに遊ぶことが出来ませんでした(例「レリクス暗黒要塞」)。
また、ディスクカードを磁気に近づけたり読み取り部分を汚してしまったりするとセーブデータはおろか、ゲームデータ自体も消えてしまうため、取り扱いには細心の注意を払わなければなりませんでした。
容量に関してはわずか数ヵ月後にROMカートリッジに追いつかれ(メガロム)、以降も半導体技術の発達に伴い安価で大容量になっていくROMカートリッジに対して、一度決まった容量は変更できないディスク媒体は容量で負ける上読み込みも遅いという欠点となったのです。
またセーブ機能もROMソフトのパスワードセーブ、さらにはバッテリーバックアップ機能の普及によりディスクシステムの存在意義は急激に薄れてきたのでした。

スーパーファミコン

任天堂が1990年11月21日に「ファミリーコンピュータ」の後継機として発売した据え置き型ゲーム機。
ファミコンの数あるシェアを受け継ぎ、更なる名作を生み出し大ヒットしました。
任天堂ハードの特徴であるハードの頑丈さも特徴。
正式名称は「スーパーファミリーコンピュータ」ではなく、「スーパーファミコン」。
ハードウエアのスペックとして、16ビットCPU の搭載・32,768色(15bpp)から選択可能な16色のカラーパレットと、それらのカラーを適用可能な16色スプライト・背景の多重スクロールと回転・拡大・縮小表示機能を備えています。
メモリ容量も大幅向上しており、メインRAMの容量はファミコンの2Kバイトから128Kバイトと64倍、ビデオRAMの容量も2Kバイトから64Kバイトと32倍に向上。
コントローラは本体に2個同梱され、本体内部に取り付けられているファミコンと異なり本体前面に2つ設けられているコントローラコネクタに接続する方式となりました。
I・IIコントローラの区別はなくなり、ボタンはA・B・X・Yの4つとなり、上部の左右にはL・Rボタンが追加。

 

カセット差し込みは、ファミリーコンピュータ時代の手動式からスプリングによる自動開閉式に変更。
カセット差込口内部にツメが出る機構が備えられており、カセット前面下部のくぼみを引っかけロックするようになっていて、電源スイッチを入れたままカセットを抜き差しすることはできなくなりました。
バッテリーバックアップ搭載のソフトはファミコンでの「リセットボタンを押しながら電源を切る」の作業が終了時に必要がなく、そのまま電源を切るだけ・・・という風に改良。
ゲームソフトの媒体は、カートリッジ式
スーパーファミコンではごく一部を除き、全て統一されたデザインになっています。
ゲームの大容量化によりソフトの価格が高騰し、定価を「1万円前後」とするソフトが多かった。
この頃の任天堂は、他のゲームハードの追随を許さない勢いでした。

 

 

ゲームの更なる大容量化への対応で、ソニーと共同でCD-ROMシステムの開発が行われていたこともある。
結果的には決裂した形になったが、お互いに切磋琢磨しあって後のプレイステーションとWiiなどの名機を生み出しゲーム業界を発展させている。

ニンテンドークラシックミニシリーズ第二弾として、本体を小型化し21種類のスーパーファミコン用ソフトを内蔵した復刻版「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」が2017年10月5日に発売されました。

 

バッテリーバックアップ内蔵のゲームは、現在では寿命でほとんど電池が切れていてセーブができません!
Wii・WiiUのバーチャルコンソールでは、任天堂を中心としたSFCソフトが遊べます。

ラストエトワール