NEOGEO(ネオジオ)

NEOGEO(ネオジオ)とは、SNKが開発・発売した家庭用ゲーム機、およびアーケードゲームと家庭用ゲームを統合したゲームプラットホーム。
キャッチコピーは「凄いゲームを連れて帰ろう」。
1990年にアーケード用(NEOGEO Multi Video System)、コンシューマー用(NEOGEO Advanced Entertainment System)が共に発売されました。
当初コンシューマー用はビデオ店を介したレンタルによる展開でしたが、1年後に一般販売されています。
SNK(現在の同名会社とは別法人)からNEOGEOが発表された1990年と言えば、任天堂のスーパーファミコンが登場した年でした。翌年にセガのメガCD,NECのPCエンジンDuoとSUPER CD-ROM2が発表され、いわゆる“第4世代ゲーム機”の時代が本格化していく時期でもあったのです。
コンシューマー用となるNEOGEOは、アーケード用のMVS基板のゲームをそのまま家庭で楽しめるという夢のマシンでした。それもそのはず、本機はMVSとほぼ同じシステムをそのまま搭載していたのですから。
当然ながら発売当時のコンシューマーゲーム機の中では圧倒的な性能を持ち、「本体がROMへアクセスする速度が最大330メガビット/秒」と驚きの速度を誇っていました。
『100メガショック!』という当時の煽り文句でも売りにしていたようにROM容量も莫大なものだったのです。
当時は、アーケードゲームをコンシューマー機に移植する場合は、他のハードではROM容量等の制約からドットの動画パターンや大きさなどといった様々な要素が削られた結果、オリジナルと異なる仕様になってしまうことが少なくなかったのに対して、NEOGEOであれば、「ゲームセンターそのまま」のクオリティをそのまま家庭で楽しむことができたことから、高級志向を求めるユーザーを満足させたのでした。
ですが、ネオジオの中身はアーケードで動いているネオジオとほぼ同じものであったため、本体価格が58,000円とかなり高額な設定でありました。
ソフト価格もアーケードの基板とほぼ同じもののため、1本3万円以上。

アーケードゲームを何百クレジットも遊ぶ事を考えれば元が取れるうえ、 業務用基板を集めているようなマニアからすればお得にも見える価格でした。

1992年には『龍虎の拳』を代表とする「100メガショック」級のタイトルを次々と販売して、このフレーズはネオジオの代名詞となりました。
ここで言う「100メガ」はメガバイトではなく、メガビットの事で100メガビット=約12.5メガバイト。
同年代のスーパーファミコンのソフト容量は最大でも48メガビット(6メガバイト)、移植版『ストリートファイターII』が16メガビット(2メガバイト)ほどの容量である事を考えると価格相応の容量があった事が伺えます。
コアなアーケードゲーマー向けのゲーム機であるため、コントローラーもアケ―ドコントローラーを強く意識した形状になっていて、左手側には方向キーの代わりにジョイスティックが付いています。
セーブデータを記録するものとしてPCカードタイプのメモリーカードを使用できるのですが、元がアーケードゲームの為にあまりこの要素を活用するものは多くなく、ハイスコアなどの記録用として使われる事が多かった。

ネオジオCD

1990年に発売されたネオジオは、初めてアーケード基板との完全互換を持つハードとして魅力があったのですが、その高価さもあって「手が出ない」と言われていました。ネオジオCDは、高価であったために購入者層がマニアのみに限られていたという点を解消すべく、ゲームの供給媒体をCD-ROMにしたモデルにあたります。
1994年9月9日発売。本体価格は49800円。
SNKはPCエンジン後期のアーケードカード専用ソフトにてネオジオ作品を移植するにあたり、その移植条件としてPCエンジンの開発した内の1社であるハドソンから、CDへの移植のための技術を手にいれます。そしてその技術を用いられて開発されたのがネオジオCDでした。
ネオジオ用ロムカセットが当時3万円以上の価格だったのに対し、ネオジオCD版では7,000円程度の価格設定とされたのですが、ハードも販売価格を抑えるために等速ドライブ(ちなみに同世代のゲーム機であったプレイステーションとセガサターンは倍速ドライブ)を採用した為、大容量のネオジオ用ソフトを読み込もうとすると頻繁&非常に長いロードが挟まりがちで、長い時は3分以上待たされるソフトがあったのです。

ロードが長い事で有名なものの、本体のメモリは7MB(56メガビット)あるため、 〜48メガビットのソフトであれば起動時の一括ロードで済むため、実は全部がそうだったわけではありませんでした。
『餓狼伝説』『ワールドヒーローズ』など、48メガビット以上の容量でもプログラム上の工夫で起動時の一括ロードで済むようになっている作品もあります。

1995年12月29日には倍速ドライブを採用して本体を小型化した「ネオジオCD-Z」が更に安い39800円で発売されましたが、 読み込み時間は多少改善されたものの、頻繁に読み込みが入るという部分はあまり変わらず根本的な改善には至りませんでした。
ネオジオCDのソフト供給は1999年のKOF99を最後として終了し、5年間の生涯に幕を下ろしました。